中古戸建住宅ローン控除とは、中古戸建住宅の購入時に住宅ローンを利用する場合に、住宅ローンの年末残高の一定割合を10年間（新築・買取再販の場合13年間）、税金から差し引ける国の税制優遇制度のことです。
中古戸建住宅ローン控除の適用条件
中古戸建住宅ローン控除の適用を受けるためには、以下のすべての要件を満たす必要があります。
- 個人が中古戸建住宅を取得していること
- 取得した中古戸建住宅が、新耐震基準に適合していること
- 住宅ローンの年末残高の合計額が2,000万円以下であること
- 住宅の床面積が50㎡以上であること
- 取得した中古戸建住宅を取得した日から6か月以内に居住の用に供していること
- 取得した中古戸建住宅を取得した年分の所得税の申告をする際に、住宅ローン控除の適用を受ける旨を申告していること
中古戸建住宅ローン控除の控除額
中古戸建住宅ローン控除の控除額は、住宅ローンの年末残高の1%（省エネ住宅の場合は2%）です。ただし、控除額の上限は、以下のとおりです。
- 省エネ住宅：年間最大21万円
- 一般住宅：年間最大14万円
中古戸建住宅ローン控除の申告方法
中古戸建住宅ローン控除を受けるためには、所得税の確定申告時に、住宅ローン控除の申告書を提出する必要があります。
中古戸建住宅ローン控除の注意点
中古戸建住宅ローン控除を受ける際には、以下の点に注意が必要です。
- 控除期間は10年間（新築・買取再販の場合13年間）です。
- 控除額は、住宅ローンの年末残高の一定割合ですが、控除額の上限があります。
- 確定申告時に、住宅ローン控除の申告書を提出する必要があります。
まとめ
中古戸建住宅ローン控除は、中古戸建住宅の購入時に住宅ローンを利用する場合に、一定の条件を満たせば、住宅ローンの年末残高の一定割合を10年間（新築・買取再販の場合13年間）、税金から差し引ける国の税制優遇制度です。
中古戸建住宅の購入を検討している方は、中古戸建住宅ローン控除の適用条件を満たしているかを事前に確認しておきましょう。
追加情報
中古戸建住宅ローン控除は、2022年の税制改正により、築年数の要件が大幅に緩和されました。新耐震基準適合の中古戸建住宅であれば、築年数に関係なく控除を受けることができます。
また、中古戸建住宅ローン控除は、住宅ローンの年末残高の一定割合を10年間（新築・買取再販の場合13年間）控除できるため、住宅ローンの返済負担を軽減することができます。
中古戸建住宅ローン控除の適用条件を満たしている場合は、ぜひ活用しましょう。